電動スケボーの優劣はブレーキ次第!効けば良いってもんじゃない!?

2019年3月11日

電動スケボー Backfire G2s ブレーキ 01

引用元 – Backfire Electric Skateboard Surfing the Road | Official Website Shipping Worldwide

どうも!でんすけ(@densuke_esk8)です!

 

電動スケボーの魅力と言えば、高いトップスピードや航続可能距離、坂道をものともしないパワフルさですよね。

しかし、実は電動スケボーにとって最も重要なのは乗り味や操作性といったフィーリング的要素で、むしろフィーリングに優れたボードでないとせっかくの高い性能も楽しめない可能性が高いんです。

これが電動スケボーの怖いところですね。

スペックだけで決めると失敗しがち。

特に重視したいのがデッキの柔軟性とブレーキ効き方。

このうち、今回はブレーキの効き方についてお話ししたいと思います。

 

デッキの柔軟性についてはこちら↓

 

電動スケボーにおいてブレーキの効き方は超大切!

私はこれまで10種類を超える電動スケボーに乗ったことがあります。(そのうち所有したことがあるのは6台)

たった10種類でも、恐らく日本国内でこれだけの台数に乗ったことがある人は現時点でそれほど多くないはず。

そして、それなりに乗り比べてみて感じるのは、電動スケボーにとって大切なのは最高速度や航続距離などの目に見えるスペックではないということです。

 

結論から言うと、電動スケボーの良し悪しは「乗り味」と「操作性」によって決まると確信しています。

なぜなら、どんなに最高速度が出せても、どんなに長距離を走ることができても、操作と動作にタイムラグがあったり、思い通りに曲がってくれなかったりしたら使いにくいからです。

この乗り味と操作性の中でも特に重要なのがブレーキの効き方。

効きの良さではなく、“効き方”です。

ブレーキの効き方が良くない電動スケボーはすぐに乗りたくなくなりますし、購入した際の「失敗した感」が半端じゃありません。

 

ちなみに電動スケボーはモーターの回転制御で減速を行うため、モーターが一つしかないシングルドライブの電動スケボーは減速時のバランスも悪いため注意が必要です。

参考記事

 

ではどんなブレーキが好ましく、逆にどんなブレーキに気をつければ良いのでしょうか。

 

電動スケボーにはじわっと効くブレーキが必須

語弊を恐れずに言えば、電動スケボーのブレーキは効きすぎてはなりません。

なぜなら、少しリモコンを操作しただけで急ブレーキが効いてしまうような電動スケボーでは安心してブレーキをかけられないからです。

 

例えば、今あなたは電車の中で何にも捕まらずに立っているとしましょう。

このとき電車が急ブレーキをかけたらどうなるでしょうか。

よほど体幹が鍛えられていて急ブレーキがかかることがわかっていたとしても、きっと進行方向に向かってたたらを踏むか、最悪倒れたり前方に向かって吹っ飛んでいくことすら考えられますね。

これはあなたの身体に「動き続けようとする慣性」が働くから。

静止している物体が静止し続けようとし、動いている物体が動き続けようとするアレです。

 

電動スケボーにおける急ブレーキでも当然同じことが起こります。

急ブレーキがかかった瞬間、電動スケボーは急激に減速しますが、身体には前に進み続けようとする慣性が働いています。

その結果、まるで足を引っかけられたかのように前方に転ぶか、最悪吹っ飛んでしまうことになります。

これでは安心して止まることはおろか、怖くてスピードを出すこともできませんよね。

 

ここまで読めばもうお分かりだと思いますが、電動スケボーのブレーキは効き始めがマイルドである必要があります。

初めはほど良い加減でブレーキが効き、乗り手が対応できる加減で徐々に効きが強くなるブレーキが理想的です。

 

ちなみに、個人的には日本国内で購入可能な電動スケボーも2017年頃からブレーキが大幅に進化したように感じており、一度ブレーキの効き方に優れる電動スケボーに乗ったらそれ以前のモデルには全然乗れなくなってしまいました。

もし既に電動スケボーを所有している方でも、ブレーキ操作に神経を使うといったことがあれば、是非最新の電動スケボーに乗ってみてほしいところですね。

 

ブレーキに優れる電動スケボーはこれだ!

ブレーキの性能や味付けは、製品単位というよりはブランド(メーカー)によって異なります。

実際にいろいろ乗って優れていると感じたのは「Boosted Boards」と「Backfire Boards」。

 

Boostedは電動スケボーブームの火付け役とでも言うべき老舗メーカーで、今も第2世代以降のブレーキ性能の良さは高く評価されています。

恐らく世界で最も有名なブランドですし、信頼性も折り紙付きですね。

ブレーキのみならず、すべての点において安心して選択できるブランドと言えます。

ただし、メーカーが日本への直販を行っておらず入手が困難な点、手配できても国際送料や関税の関係で割高感が否めない点などがつらいところではあります。

 

Backfireは日本国内でも簡単に購入することが可能で、Yahoo!ショッピングにて国内の代理店から購入することも可能です。

Backfireは第1世代の初代モデルこそ扱いにくいブレーキが酷評されましたが、G2、G2sと進化するごとにそのブレーキ性能と効き方に磨きをかけてきました。

G2s以降のブレーキ性能と味付けは本当にお見事で、雑にリモコン操作をしても身体が前方に吹っ飛ぶような怖さが一切ないほど。

少なくとも一昔前の電動スケボーとは桁違いのクオリティなんです。

 

個人的にはBackfireは今やBoostedに匹敵する性能、操作性を持っていると感じています。

それでいてBoostedと比べて一回り下の価格帯で販売されていますし、日本国内においては圧倒的に入手が容易だという点を考慮すると、Backfireは今最も“買い”なブランドと言わざるを得ません。

↓当サイト一押しの電動スケボー「Backfire G2t」↓

敢えて気になる点を言えば、Backfireはイメージしやすい制動距離で十分に減速してくれますが、ピタっと止まるのがやや苦手です。

この辺りはBoostedの方が安心感があるかもしれません。

ただ、ピタッと止まらないと言っても下り坂で時速1キロ出ているかどうかといった程度なので、通常のスケボーのようにボードの前に降りて停止することも十二分に可能。

逆に最後までカクッと止まらないから良いという考え方もでき、この辺りは味付けの好みと言って良いと思います。

 

とにかく重要なのは効き始めのマイルドさ。

ここに言及された電動スケボーを選ぶことが大切です。

 

まとめ│口コミやレビューでブレーキの効き方をチェックしよう!

電動スケボーを購入する際は、とにかくブレーキの効きに注目して各種口コミを含めて調べるべきです。

少なくとも2019年現在は、最高速度や走行可能距離、登坂性能といった数字で見えるスペックは横並び状態なので、「数値が高ければ良い電動スケボー」とは言えない状況です。

一方、10万円前後のハイスペックな電動スケボーにおいてもブレーキの性能差はかなりあります。

この点に言及している人はあまり多くないですが、逆を言えば対象となる電動スケボーのブレーキについて言及されているレビューがあれば、それは一定の信頼がおけると言って良いかもしれません。

電動スケボー選択の際は是非ご注意を!