電動スケボー徹底比較!最速やおすすめはどれ?2019年最新モデル5選
この記事を書いているのは2019年6月ですが、今電動スケボーは新たなステージに突入したように感じられます。
各社から続々と新型の電動スケボーがデビューしているんです。
しかも1年前からは想像もつかないほど高性能なものばかり。
しかし、電動スケボーのほとんどは海外製のため情報が入手しづらく、スペックを比較するのも一苦労。
どれを選べば良いのかイマイチわかりにくいのが現状です。
結論から言うと、でんすけが購入したのは「Backfire G2t」。
しかし、今回取り上げる他のニューモデルと比べたとき、全てにおいてBackfire G2tが勝っているというわけではありません。
ではなぜBackfire G2tを選んだのか・・・。
というわけで、今回は今もっとも“買い”な電動スケボーはどれなのか、5つの最新電動スケボーを徹底的に比較して、その答えを出してみたいと思います。
アイキャッチ画像引用元 – 2019 New Backfire G2t With R2 Wireless Remote (OLED Display) And 2.5A Faster Charger With180 Days Warranty
2019年版!5つの最新型電動スケボーを項目別に比較!
今回比較する電動スケボーは次の5つ。
- Boosted Stealth
- Ownboard W2
- WowGo 3
- Backfire G2t
- MEEPO NLS PRO
名称 | デザイン |
Boosted Stealth | |
Ownboard W2 | |
WowGo 3 | |
Backfire G2t | |
MEEPO NLS PRO |
引用元 – Boosted Stealth – High Performance Electric Skateboard | Boosted Boards
Ownboard W2 (38”) – Electric Skateboard with Dual Belt Motor – ownboard
WowGo 3 Electric Skateboard & Longboard – WOWGO BOARD
Backfire Electric Skateboard Surfing the Road | Official Website Shipping Worldwide
NLS Pro Electric Skateboard. Available worldwide.
共通点はどれもロングスケボータイプであることと、バッテリーとESC(スピードを制御する基板)が分離して取り付けられており、デッキのフレックスが確保されていること。
ロングスケボータイプの方が高速走行時の直進安定性に優れ、またデッキの柔軟性が乗り心地に大いに影響することを考慮し、これらを条件に選出しています。
当然全てデュアルモーターを採用したモデルです。
上記5モデルのうちBoosted Stealthだけが2018年に発売されたモデルで、それ以外は全て2019年モデルです。
しかし、ロボット掃除機をルンバ、インキ浸透印をシヤチハタと呼ぶのと同じように、海外では電動スケボーのことをBoostedと呼ぶ人がいるほど有名なBoosted Boards。
最新モデルの比較対象として、BoostedのハイエンドモデルであるStealthを取り上げてみました。
その実力はいかほどか、またライバル勢はBoostedと比べてどのような位置付けなのか、改めてチェックしてみたいと思います。
先述の選出条件以外の共通点は、どれも2~3年前の電動スケボーとは比較にならないほど性能面で大きく進化していること。(電動スケボーを買うときには「いつの製品か」ということを確認するのが非常に大切)
というわけで、ニューモデルの性能がどのように進化しているのかに着目し、次の3項目に分けて5つの最新電動スケボーを比較してみます。
- 最高速
- 航続可能距離(バッテリー性能)
- その他のスペックや特徴
1.最高速
それぞれの最高速は次の通り。
- Boosted Stealth 39km/h(24mph)
- Ownboard W2 42km/h(26mph)
- WowGo 3 39km/h(24mph)
- Backfire G2t 38km/h(23.5mph)
- MEEPO NLS PRO 51km/h(32mph)
明らかにMEEPO NLS PROの圧勝ですね。
2年ほど前から最近までどのメーカーも40km/hで足踏みしていたことを考えれば、いきなり50km/hを超えてきたのは正直驚きです。
これだけのスピードをコントロールできるかは別問題ですが、出せないよりは出せる方が良いに決まってます。
今回取り上げたモデルの中では、MEEPO NLS PROが他を圧倒する最速モデルであることは間違いありません。
その他は一見横並びですが、実はBackfire G2tには「ブーストモード」と呼ばれる機能が搭載されており、ブーストモード中は加速が強化され、最高速も伸びます。
しかもBackfire G2tには83mmと96mmの2種類のウィールが同梱されるのですが、上記スペックは83mmウィール装着時のもの。
96mmウィール装着時はスポーツモードでも40km/hに達し、さらにブーストモードを使用すると45km/hを超える最高速を叩き出します。
でんすけは実測で46km/hまで確認しましたが、平坦な道なら熟練度次第ですがなんとか扱えます。
高速走行時の安定性はG2sの頃より明らかに進化していますね。
しかし正直に言えばMEEPO NLS PROの51km/hとの間には大きな壁を感じます。
もしかして50km/hを超えたらさすがにコントロールしきれないかも・・・。
WowGo 3にもターボモードが存在しますが、残念ながらこちらは最高速は変わらず39km/hで頭打ち。
ライバル勢と比べると正直ちょっと物足りないところ。
MEEPO NLS PRO、Backfire G2tに次いで速いのがOwnboard W2。
Ownboard W2とBoosted Stealthはベルトドライブなので、力強い加速を味わうことが可能です。
引用元 – Ownboard W2 (38”) – Electric Skateboard with Dual Belt Motor – ownboard
とはいえ、Backfire G2tのターボモードを実際に試してみて、加速は少なくとも型落ちのBoosted(Dual+2Gen)に匹敵するか、あるいはそれを上回るようにも感じられます。
ハブモーターモデルの加速力が進化し続ける中、当然人間がコントロールできる加速力には限界がありますから、もはや「ベルトドライブ=加速に優れる」と安易に判断するのは危険なのかもしれません。
加速力についてはWowGo 3もターボモードで食らいつくでしょうが、トータルでは一歩及ばない印象を受けてしまいます。
最高速ランキング TOP3
- MEEPO NLS PRO 51km/h
- Backfire G2t 46km/h
- Ownboard W2 42km/h
※Backfire G2tは96mmウィール、ターボモード使用時
2.航続可能距離(バッテリー性能)
それぞれの航続可能距離は次の通り。
- Boosted Stealth 22.5km(14miles)
- Ownboard W2 22.5~25.5km(14~16miles)
- WowGo 3 19~22.5km(12~14miles)
- Backfire G2t 24km(14.9miles)
- MEEPO NLS PRO 32.18km(20miles)
この中で条件が明記されているのはWowGo 3とBackfire G2tのみ。
WowGo 3はライダーの体重が63kg、速度は30km/h以下で平らで滑らかな道にて測定、
Backfire G2tはライダーの体重が75kg、速度は30km/hにて平らで滑らかな道にて測定とのこと。
となるとWowGo 3とBackfire G2tではBackfire G2tの方が優れると言えそうですね。がんばれWowGo。
Boosted StealthやOwnboard W2も同等ですが、最高速に引き続きMEEPO NLS PROの数値が突出しています。
ちなみにオフロード対応の電動スケボー、Backfire Ranger X1の航続可能距離は約35kmにも及びますが、まぁRanger X1はかなり大柄なので納得できる数値です。
しかし32.18kmも走行可能なMEEPO NLS PROは、サイズ的には他の4台とそこまで大きな差がありません。
となると気になるのが重量。
バッテリーが大きいためか、公称値で8.5kgとかなり重たいですね。
その他のボードの重量は次の通り。
- Boosted Stealth 7.7kg(17.0lbs)
- Ownboard W2 8.2kg(18.5lbs)
- WowGo 3 7.8kg(17.2lbs)
- Backfire G2t 6.5kg(14.5lbs)
- MEEPO NLS PRO 8.5kg(18.7lbs)
ただしBackfire G2tは実測にて7.7kgもありましたので、どこまで公称値を信用して良いかは・・・(7.7kgでも十分最軽量クラスですが)。
航続可能距離ランキング TOP3
- MEEPO NLS PRO 32.18km(20miles)
- Ownboard W2 22.5~25.5km(14~16miles)
- Backfire G2t 24km(14.9miles)
3.その他のスペックや特徴
引用元 – Boosted Stealth – High Performance Electric Skateboard | Boosted Boards
名称 | 最高速 | 登坂性能 | 航続可能距離 | フル充電時間 | 重量 | ウィールサイズ | 駆動方式 | 価格 |
Boosted Stealth | 39km/h(24mph) | 25%(14°) | 22.5km(14miles) | 105分 | 7.7kg(17.0lbs) | 85mm | ベルトドライブ | $1,599 |
Ownboard W2 | 42km/h(26mph) | 30%(16.7°) | 22.5~25.5km(14~16miles) | 120~180分 | 8.2kg(18.5lbs) | 83mm or 90mm | ベルトドライブ | $697 |
WowGo 3 | 39km/h(24mph) | 25~30%(14~16.7°) | 19~22.5km(12~14miles) | - | 7.8kg(17.2lbs) | 90mm | ハブモーター | $599.99 |
Backfire G2t | 38km/h(23.5mph) | 25%(14°) | 24km(14.9miles) | 150分 | 6.5kg(14.5lbs) | 83mm or 96mm | ハブモーター | $599 |
MEEPO NLS PRO | 51km/h(32mph) | 30%(16.7°) | 32.18km(20miles) | 160分 | 8.5kg(18.7lbs) | 100mm | ハブモーター | $699 |
最高速や後続可能距離以外のスペックも一覧にまとめてみました。
登坂力は一見横並びですが、同じ傾斜をより速い速度で走ることができるのは、やはりベルトドライブタイプだと思います。
傾斜の厳しいステージで楽しみたいという場合はベルトドライブタイプにこだわるのもアリかもしれません。
しかし、そのベルトドライブタイプの一つ、Boosted Stealthのコストの高さは目立ちますね。
しかもこれは輸送費や関税を含めない定価を比較したもので、実際に国内でBoosted Stealthを入手しようとすると更に10万円近い費用を覚悟する必要があります。
その費用でもう一台買えてしまう・・・。
たまにBoosted Stealthがオークションやフリマアプリ等で出品されているのを見かけますが、やはり25万円前後の価格で取引されています。
こうなると他のモデルの3倍近く高額ということになるわけですが、ハッキリ言って今のBoosted Boardsにそこまでの優位性があるかどうかは疑問ですね。
スペック的に目立つのはやはりMEEPO NLS PRO。
かなり高性能ですが、そのウィールサイズにも注目。
なんとストリート仕様でありながら100mmにも及ぶ大径ウィールを採用しています。
MEEPO NLS PROの最高速がずば抜けていることは先ほども触れましたが、ウィールが大径になるほど最高速度は伸びる傾向にあり、かつ走行安定性も高まるため、大径ウィールはとても理にかなっていますね。
これだけ大きなウィールなら、路面の亀裂程度は何の問題もなく乗り越えられそう。
ただし、ウィールを大きくしすぎると細やかなカービングなどは不得手となるため、MEEPO NLS PROは高速域の走行性能に特化したモデル、と言っても良いかもしれません。
Backfire G2tもトラックがワイドになったことで高速走行時の安定性が向上しています。
ターボモード時はMEEPO NLS PROに次ぐトップスピードをたたき出しますから、Backfire G2tもMEEPO NLS PROと同様、やや高速走行寄りの味付けがされていると言えそうですね。
ただし、Backfire G2tは83mmと96mmというサイズが大きく異なる2つのウィールが同梱されるため、用途やフィールドに合ったチョイスが可能。
83mmのウィールを使用すれば低速時の切れのあるライディングもできるため、より懐が広い印象を受けます。
まとめ│2019年の新型電動スケボー、今選ぶべきおすすめモデルはコレだ!
つい最近までの電動スケボーといえば、最高速が40km/h程度で各社足踏みをしていて、単純にスペックだけを比較しても良い製品かどうかはわかりにくかったのですが、ついに次のステップへ突入したようです。
さて、「今回挙げた5つの電動スケボーのうちどれが最もおすすめなのか」ですが、消去法で考えていきたいと思います。
残念ながら最初に選択肢から外れるのはBoosted Stealth。
理由はやはりそのコストの高さ。
いくら品質が高くても、ライバルモデルより2倍も3倍も高いわけですからね。
単純なスペックだけを見ると「Boostedコピー」と言われるOwnboard W2の方が優れるわけで・・・。
先述の通り、ライバルモデルのクオリティが向上してきた今、もはやBoostedにこだわる必要性は薄れてしまったように思えます。
ちなみにBoosted Stealthはウィールサイズが85mmとコンパクトなので、最高速よりもコントロール性、カービングのやりやすさにこだわった仕様と見ることもできそうです。
また、まだまだ加減速の操作性はBoostedが業界一と言われていますから、その点も魅力的。
しかしいずれにせよ高額すぎるので、個人的には真っ先に候補から外れてしまいます。
次に惜しくも選択肢から外れるのがOwnboard W2。
Ownboard W2はBoosted Stealthと同じベルトドライブタイプの電動スケボー。
Boostedと同じ仕様、同等以上のスペックを持つ電動スケボーに格安で乗れるという点は魅力的です。
しかも、ベルトドライブタイプの電動スケボーはハブモーター(インウィールモーター)タイプとは異なり、プーリー(ギヤ)を介すため加速力が高かったり、トルクフルで登坂時などは速度が落ちにくいというメリットもあります。
ところが、今回取り上げたライバルモデルはハブモータータイプであっても従来のベルトドライブモデルを上回るほどの加速力を有しており、これらのアドバンテージは薄れてしまったと言わざるを得ません(完全になくなってはいませんが)。
そういえば一昔前は「ベルトドライブは実績があって信頼性が高く、逆にハブモーターは振動に弱く故障のリスクが高いのでは?」なんて言われることもありましたが、でんすけはハブモーターの故障は一度も経験したことがありません。
ただラッキーなだけという可能性も捨てきれませんが、そろそろハブモーターも十分な信頼性を持っていると考えて良いのかも・・・。
いずれにせよ、個人的にはベルトドライブの音とプッシュ時の抵抗が大きい点がネックで、Ownboard W2はここで脱落です。
お次はWowGo 3。
最高速も含め、WowGo 3はライバル勢と比べるとややおとなしい印象を受けてしまうのが正直なところ。
価格的にはBackfire G2tと同等で、ターボモードを搭載するのも共通。
しかし、Backfire G2tのターボモードは最高速が45km/hオーバーまで伸びるのに対し、WowGo 3は39km/h止まり・・・。
スペック的にも付加価値的にもBackfire G2tの方が一歩リードしていると言わざるを得ません。
そのBackfire G2tの付加価値ですが、最も目を引くのはブーストモードとロードクルーズモードの存在。
ターボモードやロードクルーズモードといった新しい機能を取り入れることで、電動スケボーに更なる遊び心を追加しています。
ターボモードは従来のエコモード、スポーツモードの更に上のモードで、30秒使用後に30秒のクールダウンが必要という制限はあるものの、加速力・最高速共に大幅に向上します。
ロードクルーズモードはリモコン操作を行わずとも一定速度を維持してくれる機能のこと。
クルージングを快適にするための機能なので、日本ではなかなか旨味を引き出せる機能ではないかもしれませんが、今のところ他にはない独自的な機能という点は評価できますね。
また、Backfire G2tはトラックをワイドタイプに変更したことで、高速走行時の安定性が高められています。
これによって45km/hを超える最高速でも十分にコントローラブル。
となると、残るMEEPO NLS PROとBackfire G2tの一騎打ちですが、これは非常に悩ましいところ。
結論から言うと、でんすけが選んだのはBackfire G2tです。
これは「Yahoo!ショッピング(国内サイト)から購入できること」と「実績」、「独自性」の3つを重視した結果。
「国内ショップから購入可能」という点は、日本国内においてはBackfireブランド最大のメリット。
他のライバルモデルは海外のメーカー公式ページから直接購入する必要があります。
当然海外からの発送となるため、到着までに日数がかかることも珍しくありませんが、国内ショップから購入すれば、早ければ2~3日で手元に届きます。
「実績」とはどういうことかと言うと、これは2つあって、一つはBackfire G2tの先代、G2sを1年近く酷使してもノートラブルだったこと。
もう一つは先代のG2sの操作性が良く、乗り味が好みだったこと。
結果的にBackfire G2tの乗り味や操作性はG2sと同等以上だったので、大変満足しています。
また、ターボモードやロードクルーズモード、ワイドトラックやOLEDモニター付きリモコンの採用など、今回紹介した5つのモデルの中で最も「独自性」を開花させたのがBackfire G2tだと感じたことも大きな理由です。
しかし、海外サイトから購入するのに抵抗がない人にとってはかなり難しい選択となるかもしれません。
Backfire G2tより4か月ほど後出しな分、スペック的にはMEEPO NLS PROの方が優秀ですからね。
MEEPO NLS PROは防水・防塵仕様ではないのがちょっと気にはなりますが・・・。
しかし、「50km/hという速度が本当に必要か」という点はまだまだ意見が分かれるのではないでしょうか。
40km/hはおろか30km/hでも転べば危険なのに、50km/hオーバーで転んだら、なんて考えたくもありません。
しかし、もちろん性能が高いに越したことはないので、でんすけもかなり迷いました。
ただ、結果論ですが、でんすけはBackfire G2tの45km/hで当面満足できそうです。
結論│2019年に最もおすすめな電動スケボーは「Backfire G2t」
今回のように改めてまとめてみると、まだまだ電動スケボーはものすごいスピードで進化を続けていることがよくわかります。
しかし、個人的には今回紹介した5つのモデルはこの先2~3年は十二分に実用的な電動スケボーとして、高いリセールバリューを維持するだろうと予測。
特に国内でやや割高に販売されているBackfire G2tのリセールバリューは、これまでのモデルと同様かなり高くなると思います。
そういった意味でも、個人的には安心して購入できる、またすぐに届く国内ショップからBackfire G2tを購入するのが、トータルで見ると一番賢いかなと思います。
というわけで、結論は
- トータルで考えるならBackfire G2t
- ただし、性能にこだわるならMEEPO NLS PROもアリ
となります。
どうしても一つに絞るなら、やっぱり「Backfire G2t」がおすすめ。
最後になりますが、もしこれから電動スケボーを買うつもりであれば、タイミング的には最新モデルが出そろった今が大きなチャンスかもしれません。
あなたも電動スケボーをゲットして新感覚のクルージングを楽しんでみませんか?
おまけ│オフロードモデルを選ぶならコスパの高さでこれ一択↓
ディスカッション
コメント一覧
こんにちは、記事を拝見させていただきました。
ハブモーター、ベルトドライブの比較ということで概ね同意ではあるのですが、ハブモーターに関してひとつだけ無視できない要素があります。それは放熱性です。
ハブモーターは直接モーターにウィールをかぶせる構造上、モーターが放熱しにくい弱点があり、最近はハブモーターの評価は少し落ちているのが現状です。
中華製の40km/hオーバーのボード、またハブモーターの最高峰であるRaptor2.1と、このあたりが現段階でのハブモーターの限界です。それ以上の高性能なボードは結局ベルトドライブ、またはギヤドライブです。今ではそちらでも指摘されておりますハブモーターの欠点である乗り心地やウィールの互換性、そして放熱性の全てを克服したダイレクトドライブという物もあります。今後は低価格のボードはハブモーター、高性能なものはそれ以外の駆動方式という構図になると思います。(現段階ではこの構図です。)
もちろんハブモーターも進化するかもしれませんが、放熱性をどう克服していくか今後も動向を見ていきたいですね。
https://electric-sk8.com/belt-drive-vs-hub-motors/
こちらの記事↑をお読みいただいたうえでのコメントとご推察いたします。
先の記事内でも触れておりますが、おっしゃる通りハブモータータイプは常にモーターが過酷な条件下にある点がネックなのは間違いありません。
しかし、当記事で紹介している電動スケボー及び同程度のクラスにおいては、そこまで大きな問題ではないと感じています。
実際にOwnboardがW2でベルトドライブにシフトしたという現実があるので、現時点ではベルトドライブの方が信頼性等に分があるのも事実だと思いますが。
(記事内にある通り、5つのモデルはロングスケボータイプであることとバッテリーとESCが分離型でデッキのフレックスが確保されていることを条件に選んでいます)
これ以上の高性能なボードというと、思いつくのはLaCroix BoardやKaly.NYC、BajaBoard、Bioboardsなどのモンスターマシンを手掛けるブランドばかりですが、これらは性能云々の前に日本国内での入手難易度の高さと、何より価格面がネックでこれまで当サイトでは触れてこなかったのが正直なところです。
確かにこのクラスに採用されるにはまだまだハブモーターは課題が多く、熱問題も避けては通れないのでしょうね。
しかしそんな中、個人的には本記事でも紹介したMeepo NLS Proが50km/hの壁を越えてきた意味は大きいと考えています。
やはり今後の動向は楽しみですよね。
それにしてもかなり電動スケボーに詳しい方とお見受けします。
貴重なご意見ありがとうございました。